新潟事件の上尾署の対応は?桶川ストーカー殺人事件との6つの類似点を比較

新潟女性殺人事件

新潟女性殺人事件で、犯人の斎藤涼介容疑者の母親が前日に息子の行動を心配して、上尾署に相談しています。

上尾署と聞いて、覚えている方も多いと思います。

埼玉県警上尾署は、1999年の桶川ストーカー殺人事件の管轄で、その対応の酷さを当時かなり指摘された警察署です。

今回の新潟女性殺人事件の犯人として指名手配された斎藤涼介容疑者の実家が埼玉県上尾市にあります。

斎藤涼介容疑者の母親が上尾署に相談したというから見えてきた20年前の桶川ストーカー殺人事件との

事件の点と線から、新潟女性殺人事件と桶川ストーカー殺人事件との6つの類似点を比較、調査していきます。

速報】指名手配中の斎藤涼介容疑者が、本日18日13時半頃新潟市内で逮捕されました。

 

桶川ストーカー殺人事件とは?上尾署の対応も

桶川ストーカー殺人事件とは、1999年10月26日、埼玉県桶川市のJR桶川駅前で、女子大学生が刺殺された事件です。

桶川ストーカー殺人事件:経緯

被害者の女子大学生の元交際相手の小松和人は、復縁を求めていましたが拒否されると、逆恨みし、執拗なストーカー行為を繰り返しました。

そして、ストーカー行為はエスカレートしていき、最終的に小松和人が兄に被害者の殺害を依頼し、小松和人の兄の仲間らにより詩織さんがJR桶川駅前で刺殺された事件です。

 

桶川ストーカー殺人事件:上尾署の対応

警察

Photo by Markus Spiske on Unsplash

 

被害者とその家族は、上尾署に事情を説明し、証拠となる小松和人とのやりとりを録音したテープも持参しています。

上尾署は、男女の間のことで民事と事件の境界にあるとして、事件として扱うのは難しいとした対応をとっていました。

さらに、上尾署は告訴がなければ捜査できないと伝えながら、被害者や家族に告訴の延期を促したりもしています。

その間、被害者の身辺には無言電話自宅近辺の徘徊といった嫌がらせ行為が続いていました。

被害者の生命への危険、家族に対する危害脅迫もあったり、被害者の顔写真が入った誹謗中傷ビラが被害者の家の周辺、被害者の通っていた大学、父親の勤務先敷地内などに数百枚ばらまかれる事態になっていました。

ストーカー行為が過激になるにつれ、被害者と家族は、 上尾署に再三相談に行っていた んです。

にも関わらず起こってしまった事件で、桶川ストーカー殺人事件を事前に防げなかった上尾署の対応かなり非難されました

今改めて桶川ストーカー殺人事件を振り返ってみて、どうして何度も命の危険を訴えた被害者と家族の声に耳を傾けられなかったのかと上尾署の対応に憤りさえ感じます。

上尾署の警察官の中にも年頃の娘さんを持つ人がいたはずです。自分の家族が同じような状況になったら、どういう対応をしたでしょうか。 非難されてもおかしくない実態が当時の上尾署にはあった んですね。

事件後、上尾署員3人が懲戒免職となり、虚偽有印公文書作成罪などの有罪が確定しています。

補足
この桶川ストーカー殺人事件がきっかけとなって、2000年5月18日にストーカー規制法が成立しています。
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新潟事件の桶川ストーカー殺人事件との6つの類似点を比較

新潟女性殺人事件の報道をまとめると、桶川ストーカー殺人事件との類似点は6つです。

  1. 被害者が元交際相手
  2. 犯行現場が駅前
  3. 事件関係者が事前に上尾署に相談
  4. 犯人逃走
  5. 自殺をほのめかしている
  6. 事件の真相が迷宮入りする可能性

 

1 被害者が元交際相手

  • 桶川ストーカー殺人事件の被害者:犯人の元交際相手
  • 新潟女性殺人事件の被害者:斎藤涼介容疑者の元交際相手とされています

 

【追記】斎藤涼介容疑者と被害者の女性は、ゲームで知り合ったという情報が斎藤容疑者逮捕後入ってきました。 

 

2 犯行現場が駅周辺

  • 桶川ストーカー殺人事件の犯行現場:JR桶川駅前の商業施設ビル「桶川マイン」の周辺
  • 新潟女性殺人事件の犯行現場:JR新潟駅から200mほど離れた繁華街にある商業ビル

 

新潟事件も桶川事件も、JR駅近くですね。いつもの通勤、通学路上で突然の惨劇に出くわし、衝撃を受けた人も多いはずです。

 

3 事件関係者が事前に上尾署に相談

  • 桶川ストーカー殺人事件 被害者と家族 事前に上尾署に相談
  • 新潟女性殺人事件 犯人の母親事前に上尾署に相談

これまでの調べで、事件の前日の14日齋藤容疑者の母親から警察に「息子が交際していた彼女を傷つけて、自殺するとほのめかしている」と相談があったことがわかっています。(引用元:NHK NEWS WEB)

 

4 犯人逃走

  • 桶川ストーカー殺人事件:実行犯と小松容疑者の兄は事件から2ヶ月ほどで逮捕。小松和人容疑者は、事件当日にいた沖縄から逃走し、指名手配されました。
  • 新潟女性殺人事件:防犯カメラの映像などから、斎藤涼介容疑者が事件後JR新潟駅の方向に走って逃げたとして、警察が足取りを追っています。
新潟女性殺人事件

5 自殺をほのめかしている

  • 桶川ストーカー殺人事件:逮捕された小松容疑者の兄が、事情聴取で小松容疑者に「死に癖がある」ことや異常な人間性を繰り返し伝え、自殺をほのめかす供述をしていました
  • 新潟女性殺人事件:斎藤涼介容疑者の母親が「息子が自殺をほのめかしている」と上尾署に相談。また、齋藤容疑者の関係先からもう死にます」などと走り書きされたメモが見つかり、警察が押収しています

 

6 事件の真相が迷宮入りする可能性

桶川ストーカー殺人事件:事件から約3ヶ月後小松容疑者が北海道の屈斜路湖で水死体で発見され、自殺と断定されました。

桶川ストーカー殺人事件では、小松容疑者の名誉毀損容疑については、被疑者死亡のまま起訴猶予処分となり、小松和人容疑者が責任を問われることはありませんでした

加害者、被害者双方とも亡くなった場合、周辺事情から推測するのみで、当事者から直接話を聞く機会がなくなり、事件の真相は迷宮入りしたとも言えます。

万が一、新潟女性殺人事件でも犯人が自殺した場合、桶川ストーカー殺人事件と同様に事件の真相が迷宮入りする可能性がありますね。

指名手配中の斎藤涼介容疑者が、本日11月18日13時半頃、新潟市内で逮捕されたので、真相が明らかになることを期待します。

 

新潟事件の上尾署の対応は?

2019年11月16日の新潟女性殺人事件では、犯人とされる斎藤涼介容疑者の母親が上尾署に相談しています。そのときの上尾署の対応はどうだったのでしょうか。

14日の午前9時前母親は電話で「息子が交際していた彼女を傷つけて、自殺するとほのめかしている」と相談してきたということです。

対応した警察官は状況を確認するため齋藤容疑者と接触したいと伝えましたが、母親は「まず家族で状況を確認したい」と答えたということです。

警察官は交際相手の名前や住所も尋ねましたが、母親は「息子が教えてくれないのでわからない」と言って電話を切ったということです。

埼玉県警では相談があったことを齋藤容疑者の居住地を管轄している神奈川県警に伝えました

そして、15日の昼前に再び母親から電話があり「息子を神奈川から連れ戻した。いまは落ち着いている」と伝えてきたということです。

埼玉県警は齋藤容疑者との面会を希望しましたが、母親は「警察官が来ると刺激するので控えてもらいたいです。もう大丈夫です」と言って電話を切ったということです。

一連の対応について埼玉県警は「直接、会いたいと何度も要請するなど適切に対応したと考えています」と話しています。(引用元:NHK NEWS WEB)

 

新潟女性殺人事件での上尾署の対応について、ツイッターの反応です。

次のツイートは、上に掲載したツイッターへのリプです。

新潟女性殺人事件

 

桶川ストーカー殺人事件で事前に被害者の女子大学生を救えなかった上尾署の対応から20年が経ちました。

桶川ストーカー殺人事件の被害者のご家族にとって、この20年はどんな歳月だったのでしょうか。

20年経って上尾署はどう変わったのか、それとも何も変わっていないのか。

今回の上尾署の対応はどこまで「適切な対応」だったのか、現時点ではまだ判断できません。

一刻も早く真の犯人が捕まり、真相が明らかになることを望みます。

今後も捜査状況に注目していく必要がありますね。

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